高楼方子さん、ラジオで始めて声を聞いた。
なんか可愛らしい感じ。
ああこのひとがこーゆー物語を紡ぐんだなあっと納得。
ひと夏の恋と成長物語、と言うことなのかな。
不思議な雰囲気をもつ家に惹かれる少年が
そこで出会い恋をする。
恋わずらい、とはよく言ったもの。
そこまで誰かを想う、と言うのは正直よく分からないんだけれど、心が動かされるってゆーことなんだろうなあ。
狂うほどに。
児童書に 狂う、と言う言葉が出てきたことにびっくりした
柳田國男の狂う一歩前の話を思い出した。
過去と現在と現実と空想とが重なって重なって
その時にしかない空間が生まれる・
案外現実は簡単にひっくり返るものなのかも、とも思ったり
けれどそれはいろんな条件が揃ってのこと。
キンポウゲも咲き終わり、家もなくなってしまえば消えてしまう儚いもの。
なんとか現実に戻った少年は幼馴染と大人になるんだろう。
ヒミツの場所、自分にとって特別な場所ってのを
持っていたい、という感覚はよくわかる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2022年読んだ本
- 感想投稿日 : 2022年8月2日
- 読了日 : 2022年8月2日
- 本棚登録日 : 2022年8月2日
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