男と女の理不尽な愉しみ (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2017年11月17日発売)
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本棚登録 : 321
感想 : 43
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壇蜜さんは元々好きだけれど改めて好きです。色気は知性というのを体現してると思う。
林真理子さんもさらりとかわされていた……村山由佳さんのエピソードは知っていても、改めて見せつけられるとすごいな。村山先生の本は戀愛の心理描写面白いのあるし、あんなに穏やかな声で笑顔も素敵で、猫も可愛いのに、確かに「夜叉」飼われている。
女の人は自分の中に夜叉を飼っている。いつも出しっぱなしだと嫌われてしまうし、引っ込めてばかりいると夜叉は死んでしまう。「ここぞ」という時に出した夜叉がすごい夜叉だと、同性からの支持率が高くなる……同性からの支持率は、パンピーには身の回りだけでいいけど、これはなんかうん、わかる、となりました。同性が男に依存してるの、芸能人でも身近な人でも「あ〜そうなんだ〜」みたいにちょっと残念な気持ちになるので。
壇蜜さんのあとがき、世間はほんとにこれなのでびっくり。
「流行りは流行りだけど、自分は…」と立ち止まって自分を見つめ、「明日は我が身」「自分がおかしくならないとは限らない」という言葉を時々取り出してやっていこうと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月12日
読了日 : 2024年1月11日
本棚登録日 : 2018年1月7日

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