職場の先輩からお借りした作品。とても苦しく、重厚な作品でした。
人は自分がされたことはいつまでも覚えているけど、自分がしたことはあまり覚えていないのかもしれません。でもだからといって、それを軽く考えたり、文中にもありましたが、加害者側が「水に流す」としてしまうのは間違いだということがわかりました。
戦時中に日本が朝鮮人にしてきたこと、この作品の舞台は北九州なのに福岡住みのわたしは知ろうともせずに、「韓国はいつまでも日本を許さないな」と浅く考えていたのを反省しました。
読んで良かったです。戦争加害者としての日本からも目を逸らしてはならないと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2018年2月13日
- 読了日 : 2018年2月13日
- 本棚登録日 : 2018年1月7日
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