野良女 (光文社文庫 み 35-1)

著者 :
  • 光文社 (2012年11月13日発売)
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本棚登録 : 440
感想 : 61
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パワフル。面白かったです。
ここに出てくる女性たち、皆問題を抱えまくっているけれど、むしゃくしゃした気持ちを友人とお酒と下話で盛り上がってワーッと発散してるのが楽しそうでした。
結構しんどいエピソードばかりですが、言葉のセンスが凄くて笑ってしまいました。日茎平均とかかなり酷い。
桶川さんと横山さんには幸せになって欲しい…鑓水さんも。桶川さんの話に1番笑いました。髪を切って重めのショートにして、目が腫れてたので眼帯をして仕事してたら、エヴァヲタにロックオンされるの面白すぎです。プラグスーツ着せられて「私が死んでもかわりはいるもの」って言わされまくる…でも、エヴァとガンダムは社会人としての教養ってわかるな。。
横山さんの話が1番つらかったけれど、持つべきものは友人だなと思いました。「愛して野良ルーム」は良い締めくくりで、逞しいなと思いました。わたしもゆらゆらしながらも、強く生きたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年1月16日
読了日 : 2021年1月15日
本棚登録日 : 2016年11月10日

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