2074年宇宙の旅。宇宙空間でデブリ収集を生業にするハチマキの夢は自分の船を持つこと。がむしゃらにまっすぐに突き進む姿は若いし、青春だなおい。って思う。デブリ船の乗組員が濃いいメンツで、そのごちゃっとした感が今も昔も好きだ。自分の船を持つのが夢といいながら、人生とかそんなこと考えて囚われてしまう。人間って意外とちっぽけで、宇宙のでかさにのみこまれそうになる。宇宙の闇に飲み込まれそうになっても、それさえも手放したくないっていう欲張りさは傲慢と紙一重。でも、なんでか応援したくなるんだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
幸村誠
- 感想投稿日 : 2021年1月30日
- 読了日 : 2020年12月29日
- 本棚登録日 : 2020年12月29日
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