父と子の旅路 (双葉文庫 こ 2-8)

著者 :
  • 双葉社 (2005年6月1日発売)
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本棚登録 : 217
感想 : 27
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感動の入魂作であることは間違いなく、終盤の怒涛の展開には涙、涙だったが、今ひとつ完全に共感することは出来なかった。我が子のためとはいえ、同じ年頃の乳児の死体を遺棄するなどということが許されるのか。あそこまで性格がかけ離れた男女が簡単に結婚して子を儲けるのか。模範囚は刑務所内であの様な厚遇を受けるのか。歳を重ねたとはいえ母親の性格があれほどまで変わるものなのか。両親とも殺人犯だったと知った若い娘はその後どの様な人生を送るのか。突っ込みどころも多々あると感じた。明石の父の告白には心を打たれた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月28日
読了日 : 2021年11月28日
本棚登録日 : 2021年11月28日

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