香港で日本人向けに銀行口座を開くなどの手伝いをするコンサルタント業を営む30代の男、工藤が主人公。
ある日、日本での課税逃れのために、5億円の資金隠しをしたいという相談を美女から頼まれて、そこからヤクザも絡むドロドロの話に巻き込まれていく・・というような話。
国際金融の知識もさしはさまれていて面白かったです。でも、ちょっと話がドロドロすぎかなあ。大金を目の前にすると、みんな遵法意識が低下して、見境なくなるもんなんですかね・・・
著者の橘玲氏は、「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」で有名な方なので、ビジネス書作家なのかと思っていましたが、小説家の方が先だったんですね。
あと、解説が玉木雄一郎さん(これを書いてる時点の国民民主党の党首)ってのが意外でした。大阪国税局総務課長だった経歴があるようで、その時に身に着けた知識が活きているのでしょうか。金融知識に明るい内容だったと思います。
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- 感想投稿日 : 2021年11月27日
- 読了日 : 2021年11月27日
- 本棚登録日 : 2021年11月27日
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