だいたい四国八十八ヶ所 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2014年1月17日発売)
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本棚登録 : 376
感想 : 49
4

「いっぱい歩きたい」という理由で始まるゆる~い四国遍路。
とっても面白かった。
四国は電車で(だいたい)一周したことがあるけれどすごく楽しかった。
また行きたいところBEST5に入る。
そしてやはり次も一周したいような気がするから不思議だ。
別に九州は一周したいなんて思わないから、四国にはそう思わせる何かがあるのかもしれない。
お遍路さんなんてまさにそれで、歩いて一周するなんて本当にすごい。
さらに強者は野宿するらしく、もう何故そこまで…。驚愕。

宮田さんも「だいたい」なんて言いながら素晴らしいお遍路さんぶり。
しかもただ札所に行くだけではなく、四国の自然を満喫しているから頭が下がる。
やっぱり人生に必要なのは余裕なのだと改めて確認した思い。
寄り道する余裕。
未知なることを楽しむ余裕。
余裕があるから人生は楽しい。きっと。

お遍路したい人の力になるのはもちろんのこと、人生をもっと軽やかに楽しみたい人の参考にも大いになる本だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年8月17日
読了日 : 2014年8月17日
本棚登録日 : 2014年8月17日

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