静おばあちゃんにおまかせ

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年7月12日発売)
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本棚登録 : 925
感想 : 165
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静おばあちゃんの秘密にびっくり。
こんなふうに話が進むものだろうか?と考えてしまう点がいくつかあるけれど、第一話から五話までの5つの事件とその解決の鮮やかさはとても面白い。
静おばあちゃんのお説教ももっと聞きたくなるくらい。

犯罪の動機にはいつだってその人なりの正義がある。
でもあなたの信じる正義は歪んでませんか?と語りかけてくる物語。
正義なんて言葉、怖くて使えなくなってしまう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年10月29日
読了日 : 2012年10月29日
本棚登録日 : 2012年10月27日

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コメント 4件

まろんさんのコメント
2012/10/29

筆力のある作家さんなので、
殺人現場の描写があまりに凄惨で泣きそうになりましたが
静おばあちゃんのお説教には、私も背筋が伸びる思いがしました。

といいつつ、静おばあちゃんのアドバイスのうち実現できたのは、まだ
「お味噌汁には、隠し味にミルクをひと匙」という
小学生でもできることだけなのですが(笑)

takanatsuさんのコメント
2012/10/29

まろんさん、コメントありがとうございます!
「お味噌汁には、隠し味にミルクをひと匙 」
実践されたんですね!いかがでしたか?

私は組織の正義と個人の正義の違いについていろいろ考えさせられました。
私自身そんなに真面目な社会人ではないのですが…、誰のための仕事なのかとかそういうことをもう一度考えるべきかなと思ったりしました。
自分の正義がどうとか言う段階ですらありません(苦笑)

まろんさんのコメント
2012/10/31

「お味噌汁にはミルクをひと匙」、さすが静おばあちゃんの智慧♪でした。
本に書いてあった通り、まろやかな口あたりになります!
特に、思ったより塩辛くなってしまったときは、無敵です(*'-')フフ♪

takanatsuさんのコメント
2012/10/31

「特に、思ったより塩辛くなってしまったときは、無敵です(*'-')フフ♪ 」
そうなのですかぁ!試してみます♪

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