すごい話だ。
すごくて、ひどくて、怖い話だ。
ファーガル・バムフィールドの趣味はラベルのない缶詰を集めること。
ラベルのない缶詰には何が入っているか分からない。
つまり謎そのものをコレクションしているということ。
そして、そのコレクションがファーガルを危険な冒険に導いていく。
シアラーさんの本を読みのはとても久しぶりだったけど、やっぱり面白い。
缶切りで開けるまで中身の分からない缶詰のようにあやしくて、先の見えない物語にどんどん引き込まれてしまう。
そして、シアラーさんの物語の中の少年少女もやはり魅力的だった。
ファーガルがシャーロットに宛てた手紙の優しさと、その手紙に対するシャーロットの行動に感動する。
そして、彼らの必死の訴えに対する大人達の行動に失望する。
なにが起こるかなんて誰にも分からない。
そのことを忘れちゃいけないんだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2012年8月25日
- 読了日 : 2012年8月25日
- 本棚登録日 : 2012年8月25日
みんなの感想をみる