悪名 (新潮文庫 こ 5-3)

著者 :
  • 新潮社 (1964年12月1日発売)
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本棚登録 : 16
感想 : 4

映画『悪名』シリーズ、かなり昔に録っておいたものの、当時はなぜか相性がよくなくて途中でやめたのだが、今回たまたま見てみると勝新の河内弁がなかなかに心地よく、見始めたところ「原作はどないなってんのやろ?」とがぜん興味が沸き、調べたら文庫で3000円。「ふざけんな」と思い、地元の図書館で検索したらあったので拝借。
で。3センチ5ミリと分厚い。800ページ以上あってしかも昔のちっこい字(笑)。
こんだけ分厚いので映画の何作分あるのかと思いきや、なんと1作目のみ。こんな分厚い小説をよく1時間半にまとめたものである。
文体は「」の会話が大半を占めており、河内弁が堪能できるつくりになっている。
しかし主人公の朝やん、20歳という設定なのね。度胸も貫禄もあるこんな20歳、当時の読者は受け入れたのかなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年3月14日
読了日 : 2023年3月14日
本棚登録日 : 2023年3月14日

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