本作って少女漫画じゃなくて格闘漫画だったんじゃなかろうかと思うほど、恋愛要素よりも喧嘩描写の方が目立っている
少女漫画でありながらヒロインが男装してヒーローを喧嘩に強くなるよう育てる作品なんて後にも先にもこれだけなんだろうな……
そんな喧嘩要素の強い作品なんだけど、かといって喧嘩一辺倒にならないよう配慮がされているのも特徴。
今回風紀部を襲ってきた用心棒部などは人質取ったり集団で襲ってきたりといった点は喧嘩漫画の鉄則を踏襲しつつも、その用心棒部は人質で遊ぶと成ればババ抜きとかボードゲームを取り出すような緩さがある。一方で早坂がボコボコにされている場面などはきちんと緊張感溢れるように描かれていて、少女漫画の枠からはかろうじて脱していない状態となっている
今回の一件を通して互いを大事な存在であると知ることが出来た真冬と早坂。二人にとっては一つの転機となるのかもね
それにしても椅子に縛られたまま後方にジャンプして窓を突き破って欄干で更にジャンプした上で地面には両足で着地するとか真冬は人間離れしすぎていやしませんかね…
後、22話の扉絵が色々な意味で衝撃的過ぎた。何だあれ……
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2019年1月5日
- 読了日 : 2019年1月4日
- 本棚登録日 : 2018年12月20日
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