1968年から70年にかけて秋田書店の
「プレイコミック」で発表された作品を集めた短編集。
個人的には「ロバンナよ」が一番のお気に入り。
近親相姦とか獣姦などの設定は手塚作品では頻繁に登場する。
そういえば「奇子」も「MW」もそうだった。
女性が悲鳴などをあげながら、拷問で痛めつけられる描写が出てきたり、
他にも、レズビアンやゲイ、バイセクシュアルやトランスジェンダーなどの
今でいうところのLGBTと呼ばれるものだったり、
ロリータコンプレックスだの欠損人間だの白人至上主義だの、
いわゆる社会的な「タブー」のような存在を
手塚治虫はテーマとして好んだのだろう。
手塚治虫はとても厭世的な考えを持つ人だったんだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2017年3月20日
- 読了日 : 2017年3月20日
- 本棚登録日 : 2017年3月20日
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