浅見光彦シリーズ2010年の作。
幽霊に取り憑かれた「仙台箪笥」のナゾをめぐって、宮城県東松島市、丸森町、そして名古屋市の「陽奇荘」を舞台にしたミステリー。
今回も浅見は犯人を突き詰めたが、そのことを一人胸にしまって幕は閉じる。私はあるところで「この人がそうかも」とピンときたので犯人の意外性はあまりなかったが、クライマックスの浅見と犯人の会食のシーンが終わった後のある女性との会話が、一番意外性があった。
この作品のあと大震災と大津波が襲ったが、舞台となった地域も被害を受けたであろう。合掌。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年3月10日
- 読了日 : 2013年3月10日
- 本棚登録日 : 2013年3月10日
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