周がまどろみの中で見た夢、それは大胆な犯行予告とも言うべき「予知夢」であった。被害者の視点で紡がれる夢は、一体誰に起こりうる未来なのかを知らせてはくれない。ただ、今までの経験上言えることは、ごく近しい人間―いつのまにか周にとって大切となってしまった凛々子たち5人である可能性は高かった。未来視とはその名の通り、確定した未来を事前に見るものである。不可避の未来を前に初めて、それを変えようと動く周。そして、いつどこで誰が被害者になるのかを探るイレギュラーな推理が始まるのだが…!?
魔術師と“M”の物語、登場。
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カテゴリ:
推理小説
- 感想投稿日 : 2008年8月20日
- 本棚登録日 : 2008年8月20日
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