コレクション 戦争×文学 19 ヒロシマ・ナガサキ

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  • 集英社 (2011年6月3日発売)
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あの日からその後まで、ヒロシマとナガサキの悲劇。

幼少の頃に絵本のはだしのゲンを読んでからトラウマの原爆。時々はトラウマに塩を塗りつける必要があるので手に取った。
しかしそんなお話を集めただけあって、いくら読み進めても玉ねぎを剥くみたいに後から後から終わらない痛みと苦しみ、怒りと悲しみが連なっていて読んでいてさすがに辛い。でも現実には原爆で死んだり苦しんだりした、何十万人分のたまねぎの皮が存在するんだろう。そこから目を背けてはいけないと思った。
戦争という業を背負った人類はだれでもトラウマであろうから、全員が塩を塗ってその痛みを心の底に刻みつけて欲しいと切に願う。特にミサイルが大好きな人とか敵を作れば支持率上がると思ってる人とか絶対読んで欲しい。

怒りに満ち溢れた詩集として、峠三吉の原爆詩集といっしょにどうぞ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月6日
読了日 : 2023年8月6日
本棚登録日 : 2023年8月6日

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