送電線の話を導入に、お馴染みのケーニヒスベルクの橋からグラフ理論を語り、ランダムグラフ、スモールワールドへ展開し、バラバシのスケールフリーネットワーク批判なども織り交ぜ、インターネット、伝染病、経済、企業そして人間の心理などを実例として取り上げ、ネットワーク(繋がり)について考察する。
本書はネットワークの名著として「新ネットワーク思考(アルバート=ラズロ・バラバシ著)」と並び称されている。私にとってはどちらも十分に難解ではあるが、バラバシがある一時点でのネットワークの考察が中心なのに対して、ワッツは時間軸に沿った記述が多く、ダイナミックに変化するネットワークに焦点を当てている、次元が増えた分だけワッツのほうが読み砕くのが難しく思えた。
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- 感想投稿日 : 2012年8月19日
- 読了日 : 2012年8月19日
- 本棚登録日 : 2012年8月19日
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