モーティマー夫人の不機嫌な世界地誌-可笑しな可笑しな万国ガイド

  • バジリコ (2007年7月4日発売)
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感想 : 12
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モーティマー夫人は19世紀イギリスの児童文学作家なのですが、自らは2度しか外国に行かず、文献だけで子供向けの世界地誌本を出版、ベストセラーを叩き出しました。
どの国にも「汚い」「なまけもの」「酔っ払い」と散々な言いよう。
特に飲酒に関しては厳しいのです。
帯のアオリだとこの突き抜けた辛辣さを楽しむ、というコンセプトなのですが、読んでるうちにだんだん気が重くなってきました。
世界で1番大きい島というフレーズが別の島に対しても出てくるなど、完璧事実誤認もありますが、外国に対する偏見が、当時はこれで普通だったわけです。

ブックデザイン / 河野 宗平
原題 / "THE CLUMSIEST PEOPLE IN EUROPE : Or Mrs.Mortimer's Bad-Tempered Guide to The Victorian World"(2005)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2012
感想投稿日 : 2012年8月16日
読了日 : 2012年8月10日
本棚登録日 : 2012年8月10日

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