食堂つばめシリーズ、第7弾。
矢崎さんの作品では、ぶたぶたさんのシリーズが圧倒的人気だけれど、私はこちらのシリーズも好きなのです。
ぶたぶたさんが「陽」なら、こちらは少し「陰」ですね。
まあ、死んでも生きてもいない場所の話なので当たり前ですが。
今回は、シリーズが終息に近づいてきたという事で、謎が解けかかる伏線のお話もあって、「ガッツリ旨い!」感じのお話はありませんでした。
不思議な水と、ノエさんの行く末に気を取られて私が気付かなかっただけかも。
『ある歌手の死』
誰かモデルとして思い描く人はいたのでしょうか。
もちろん、書くわけにはいかないと思いますが、気になる。
「硬くてすっぱいパンに、いろいろはさんだサンドイッチ」
『内なる声』
いい話だった。好きな食べ物、美味しいと思う食べ物が特にない…哀しい。
哀しい少年に、ビシビシ料理を仕込むノエさん、いいなあ~
「調理実習で作ったハンバーグ。忙しいお母さんに作ってあげるハンバーグ」
『記憶の水』
前回から、この“川”が登場した気がする。
三途の川?ではないらしい。
橋が無い。誰もあちらに行ったことがない。
丸い包み。
気になる!気になって、次回作まで待てない!
『ひかりの子』
少女の頃の思い出。
追い返すのが愛情か、迎えに行くのが愛情か…
「カタラーナ(プリンみたいなもの)とエスプレッソ」
読書状況:読み終わった
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未設定
- 感想投稿日 : 2016年7月27日
- 読了日 : 2016年7月27日
- 本棚登録日 : 2016年7月27日
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