「居酒屋ぜんや」シリーズ第8弾。
読み終わってみると、今回のサブタイトルのお料理は、全く持って特別である。
平凡な日常で始まるが、下っぱ火消の臥煙(がえん…という身分)のあんちゃんは先触れであったのか?
とんでもないことが起きる。
只次郎とのお互いの気持ちもまた一段とそれぞれが自覚するようになり、不幸な出来事ではあったが、ある意味邪魔する物が消えたかと思えたのだが…
これまで、お妙は心のこもった料理でたくさんの人々の心や身体を救ってきた。
見返りを期待したわけではないし、自分の料理が人を幸せにすることを喜びともしてきた。
今度は、皆がお妙を支える番。
住むところはバラバラになってしまったが、人々のつながりが優しい。
お土産の藁しべ長者にもほほ笑んだのでした。
そして、何もできないお嬢さんだったお志乃の成長が、ホントに嬉しく感じられる。
しかし、また、お妙のとんでもない過去が明らかになった。
毎回、元号と年がはっきりと記されるのは、やはり大きな出来事とかかわりがあるのか?と勘ぐってしまう。
お妙はいつまで「ぜんや」という名の店を続けるのか…気になります。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年6月29日
- 読了日 : 2020年6月29日
- 本棚登録日 : 2020年6月29日
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