言葉は、時代、空間、民族性を分有する装置であり、一方で他文化、他者との差異を示す間仕切りでもあります。
和歌の内に秘められた情感は豊穣で現代の言葉とはかなり異なりますが、それでも尚残存する香気は、日本的感性がDNAではなく、言葉に深淵に通底する地脈によって継承されてきたことの証左となるでしょう。
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- 感想投稿日 : 2012年11月9日
- 読了日 : 2012年12月21日
- 本棚登録日 : 2012年10月19日
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