決断する力 (PHPビジネス新書)

著者 :
  • PHP研究所 (2012年3月17日発売)
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感想 : 92
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都知事選に立候補した現副都知事である猪瀬氏の本。副都知事としての経験から学んだ内容が述べられているが、少し3.11後の危機管理のことに偏り過ぎている感がある。タイトルから期待した内容とにギャップがあり残念。ただ、1)人口減でジリ貧になるのを座して待つより、日本のインフラ技術で海外市場に打って出る、2)100万キロワット級の天然ガス発電所を東京に創るプロジェクト、3)自助、共助、公助の概念、以上の3点には共感出来る。 また本中で紹介されている氏の本、『昭和16年夏の敗戦』が、どうしても読みたくなった。石破氏の本でもかなりの良本として紹介されていた。実際の敗戦は20年だが、既に開戦前の16年には、日本はアメリカに敗戦する可能性が極めて高く、この戦争をはじめるべきでないとの結論が出て入たらしい。にもかかわらず戦争に向かっていったのはどんな理由からか。早く読みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2012年12月1日
読了日 : 2012年12月1日
本棚登録日 : 2012年12月1日

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