現代にも通じる権力者交代に伴う粛清の嵐。藩のために憎まれ役であっても献身した結果が、あまりに酷い。
父が自害した後、藩の重役である立花重根に引き取られた卯乃は、重根に慈しみながら育てらる一方で、藩主家の騒動と藩政の変換に巻き込まれていく。立花一族に襲いかかる数々の苦難。卯乃は周りの人々に助けられながら立ち向かっていく。
重根の生き様は武士としてかくあるべきなのだろうが、やけに切ない。
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- 感想投稿日 : 2023年7月2日
- 読了日 : 2023年6月18日
- 本棚登録日 : 2023年6月18日
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