花のあと (文春文庫 ふ 1-23)

著者 :
  • 文藝春秋 (1989年3月10日発売)
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本棚登録 : 1192
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何の繋がりもない8つの短編集だが、どれも心に残る作品。本のタイトルになっている「花のあと」はよい歳を重ねた老婆が、剣を学んだ自分の若かりしときの活躍と、家老にもなった夫との出会いと人となりをユーモラスに孫に語って聞かせる体裁で面白い。解説によれば藤沢周平の円熟期の作品群ということでどれもエンディングは温かい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年6月14日
読了日 : 2022年6月14日
本棚登録日 : 2022年6月14日

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