何の繋がりもない8つの短編集だが、どれも心に残る作品。本のタイトルになっている「花のあと」はよい歳を重ねた老婆が、剣を学んだ自分の若かりしときの活躍と、家老にもなった夫との出会いと人となりをユーモラスに孫に語って聞かせる体裁で面白い。解説によれば藤沢周平の円熟期の作品群ということでどれもエンディングは温かい。
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- 感想投稿日 : 2022年6月14日
- 読了日 : 2022年6月14日
- 本棚登録日 : 2022年6月14日
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