神曲物語 (現代教養文庫 618)

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感想 : 3
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数十年も前ですが、初めて『神曲』を通読できたのが本書でした。
完訳ではなく、ある程度縮められていますが『神曲』の大まかな内容を知るには十分だと思います。

1990年代当時には平川祐弘訳『神曲』も、現在のような全3冊の文庫本は無く、ハードカバーの大きな一冊本のみでした。
平川訳『神曲』(全一冊)を購入したのは、確か本書・野上訳『神曲物語』読了後だったと思います。

ちなみに、初めて購入した『神曲』は、岩波文庫版・山川丙三郎訳だったのですが、全く理解できずに挫折しました。
『神曲』に興味はあるけど、容易に手にはいる岩波文庫版は難しすぎる。
そんな時に、本書・野上素一訳『神曲物語』を見つけて購入。
やっと『神曲』がどういう物語なのか知ることができて、嬉しかったです。
今はもう、当時購入した『神曲物語』は手元にありませんが、とても素敵な経験を残してくれた一冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月2日
読了日 : 2024年3月2日
本棚登録日 : 2024年3月2日

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