螺鈿迷宮

著者 :
  • KADOKAWA (2006年11月30日発売)
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本棚登録 : 2727
感想 : 395
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舞台は東城大と同じ桜宮市にある碧水院桜宮病院.桜宮市の解剖を一手に引き受けていたここの黒い噂を嗅ぎ付け潜入した医療ジゴロが失踪した所から話は始まる.碧水院には,3人の娘がいたが,過去に長女は,そのジゴロに襲われたことを,苦にして自殺した.ジゴロの潜入は実は院長桜宮巌雄の罠だった.一方で碧水院は自殺幇助を請け負っており,毒殺した後嘘の解剖所見を記し,そのまま火葬するシステムがあった.これを巧みにつかいジゴロの死体を隠す.碧水院はホスピスに近い病院で,終末医療の問題も扱われ,これと自殺幇助をうまく絡めている.加えて東城大と碧水院との戦いや,白鳥,姫宮が絡んでくる.いろいろ絡め過ぎで結局なにが話のメインなのかよく見えないし,Aiとか終末医療とかやっぱり言いたいことを書き過ぎだな.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年2月8日
読了日 : 2011年10月14日
本棚登録日 : 2013年2月8日

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