天平の女帝 孝謙称徳

著者 :
  • 新潮社 (2015年11月27日発売)
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本棚登録 : 149
感想 : 25
3

自分の勝手なイメージで聖武天皇は素晴らしい!なんてね
正倉院展観に行くと文化の素晴らしさにやられちゃう
それで続く孝謙天皇もいいかもーって

この辺りの時代は身内の争いがすごいって
分かってたんだけど
その背景で生き抜く女帝像に期待し過ぎたかな

この物語はヒロインである女帝を回想する形で
中心人物はお付きの女官たち
女性を語らせるのはお得意の玉岡節で
主題がきっちりして小気味いい
問題ありありの歴史人物を悪く描かずに
謎を解くようにしていくのはよかった
フィクションはこの辺?と考えながら
史実と比べながら興味深く読みました

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年6月1日
読了日 : 2021年6月1日
本棚登録日 : 2021年5月24日

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