ボンドルド・プルシュカ親子(彼らは親子だ!)の魅力に驚嘆。こんなキャラクター達は一度目にしてしまったら誰も忘れられない。
ボンドルドの最期の言葉とその黎明(夜明け)への鮮明なる目的性、プルシュカの最期の願いにはっきりと映るボンボルド、好奇心は倫理規則を超越する(それが発揮されるはイド・フロント=感情欲求衝動最前線!)ボンドルドとリコの共通点。
ボンドルドとリコ、『ロマン』は同じでも手段が違えばこれ程までも違う、それでも二人の純粋さには一点の曇りもなく、
【『「エンパシースキルが一切皆無のボンドルド」にエンパシーを得る』というエンパシースキルを読者は気が付くと読後に与えられている。】そんなことが漫画は出来てしまう!そもそもボンドルドにエンパシースキルは無いのか、それは形が違うだけのボンドルドの博愛主義なのかも。
この人達がこんな行動をとるはずがない、これを一切外れぬ説得力。この人達はこういう目的で行動しているのだ、それを物語の途中から個々人が獲得していく説得力。そんな雁字搦めの確固たる人物達への共感と盛り上がりを最大限発揮するラストシーン。
『素晴らしい』
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
激ヤバ鬼マスト
- 感想投稿日 : 2020年4月4日
- 読了日 : 2020年4月4日
- 本棚登録日 : 2020年4月4日
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