膨大な新書を読み漁った上で、良書を抽出した書評本。読書量の蓄積に支えられた、口調の切れ味が心地よい。推薦や分析の間から、自らの価値観を述べるスタンスで興味深く読めた。
人文系が主体。たとえば憲法や仏教に強く、社会学は薄まるという傾向あり。しかし、これこそ持ち味。むしろ非全方位なのが自然だ。むしろ本書での幅広い論述ぶりにびっくり。
月に60〜100冊ってことは、2〜4冊/日程度か。この著者による読書論も読んでみたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2007年2月11日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2007年2月11日
みんなの感想をみる