アラバスターの壺/女王の瞳 ルゴーネス幻想短編集 (光文社古典新訳文庫)

  • 光文社 (2020年1月8日発売)
3.37
  • (2)
  • (3)
  • (14)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 99
感想 : 10
4

ジャーナリストが書いた幻想小説なんか面白いか?と半信半疑で手に取ったが、
これはすごい。
すごい知識量。知の怪物と謳われたボルヘスとはまた少し異なった類の博識。
「オメガ波」あたりはSF小説としても通じそう。

好きだったのは「イパリア」「ディフィニティーボ」「円の発見」「ウィオラ・アケロンティア」「オメガ波」。

やはりラプラタ系はスペイン語の持つ独特のふしぎな語感がより一層異世界感を高めてくれて好きだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 幻想
感想投稿日 : 2020年4月23日
読了日 : 2020年4月23日
本棚登録日 : 2020年4月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする