R2.5.31 読了。
自分が今いる環境も中にいれば地獄だが、外から見れば怖くない環境ってありますね。地獄の中で必死でもがいている時には見えない別の世界があるのに。ヤマモトさんはまさに青山さんの水先案内人のようにも思えました。そしてヤマモトさんのように決して励ますことなく、傍で寄り添ってくれる存在って本当に大事だなとあらためて考えさせられた。
また、青山さんが会社に辞表を提出した場面はすごく爽快感がありました。そしてラストも良かった。
続編も読みたい。
・「お前の人生は、半分はお前のためと…(中略)あとの半分は、お前を大切に思ってくれてる人のためにある」
・「大丈夫よ。人生なんてね、生きてさえいれば、案外なんとでもなるもんよ。」
・「この世で生きていくためには、誰もが働かなくてはならない。やりがいのある仕事ばかりじゃない。理不尽なことだってたくさんある。その都度みんなが仕事を辞めてしまっては、確かに社会は成り立たないかもしれない。けれど、社会のために誰かが犠牲になる必要なんて、決してないはずだ。誰にでも幸せになるチャンスは巡ってくる。たとえ、そのチャンスの全てに気づくことができなくても、一度くらいは人生を変えるタイミングを見つけることができるだろう。それを掴めるかどうか。それはもしかしたら、その時、その人のそばにいる『誰か』の言葉によって、大きく左右されるのかもしれない。」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年5月31日
- 読了日 : 2020年5月31日
- 本棚登録日 : 2018年8月9日
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