H30.10.18 読了。
・昭和初期の女中奉公していたタキさんと平井家の人々との日々の交流を描いた作品。銀座パーラーやカリーライス、昭和初期のモダンな東京が目に浮かぶような文章に引き込まれた。最後の結末にも驚かされた。
そして、信念を内に秘めて生きているタキさんはかっこよく見えた。こういう小説、私は好きです。
・「戦争というのは、ハイカラな、最も大事な心に響くものからなくなっていくんだというイメージがあります。」(解説より)
・「戦前について調べ始めたら、明治以降に取り入れた西洋文化が成熟した時代だったんだとわかった。粋な時代だった。」(解説より)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年10月19日
- 読了日 : 2018年10月18日
- 本棚登録日 : 2017年2月27日
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