13歳の娘に語る ガロアの数学

著者 :
  • 岩波書店 (2011年7月29日発売)
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本棚登録 : 127
感想 : 17

筆者のあまりの頭の良さに驚嘆を通り越して小気味よい。
13歳の娘に置いていかれるのを必死でくいとどまる雪辱だ。

表紙にあるルービックキューブの絵は、実は極めて中身に関連が深い。
「置換」に関する「郡論」の世界を丁寧に解説している。

ただ、やはり抽象的な概念が多く、新しい言葉に乗り遅れると、すぐ落っこちてしまう。出てきた言葉を逐一メモって読んだ。

さんざん郡論と格闘して、ガロアの理論の骨子は理解できた気になった。大したものだ。

とはいえ自分でこの道具を使いこなせる気はまだしない。こなれるにはまだ時間が必要そうだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 数学
感想投稿日 : 2012年1月13日
読了日 : 2012年1月12日
本棚登録日 : 2012年1月13日

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