彼女を知ったのは亡くなった後だったな。ちょうど文藝か何かで追悼の特集が組まれていて、それで知った。その特集を読んでいて、直感的にこの人は面白いなと思って、「依存姫」を読んで、ハマった。これは彼女のエッセイで、現役で風俗嬢をしてた時期から、物書きとして生きていくことを決めた時期まで続いたもの。ときどき、ギュッとくる言葉を投げかけてくる。それは痛いくらいに本音なところが垣間見える瞬間。本音を口にすることをはばからないこの人の本音はシンプルに「淋しい」だったんだと思う。(05/9/17)
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- 感想投稿日 : 2006年3月31日
- 本棚登録日 : 2006年3月31日
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