米露開戦 3 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2015年1月28日発売)
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ロンドンでロシアの半国営企業ガスプロム(実在する)の不正を暴くべくマネーロンダリングの流れを追いかけていたジュニアのもとに大統領であるシニアから30年前の英国スパイ、ペッドロックからズィーニィというソ連の殺し屋の情報を引退したMI-6の元長官サーバジルから引き出して欲しいとの依頼が舞い込んだ。早速、サーバジルを訪ねるとペッドロックは、ヴィクター・オックスリーだと知らされる。翌日、オックスリーの元を訪ねるが聞き込みは不調に終わり、万事休したかに思われたが、翌日オックスリーの自宅を訪ねるとオックスリーを襲ったロシアマフィアの死体と遭遇。オックスリー殺害の失敗に気付いた追っ手が迫って来た。この窮地から辛くも逃げ出したジュニアは、賊を人質にとるとともに携帯電話の履歴をギャビンダイアリーに渡し分析を依頼する。この分析により人質はロシアマフィアの大立者であることやジュニアが英国で勤めている調査会社の社長のキャスパーがその昔、オックスリーの工作管理官だったこと、米国内で起こったセルゲイ・ブロコフの実行がロシアマフィアの手になることが判明した。ザ・キャンパスが動き出す。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年1月9日
読了日 : 2017年1月1日
本棚登録日 : 2017年1月1日

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