これから資本主義はどう変わるのか――17人の賢人が語る新たな文明のビジョン

  • 英治出版 (2010年1月25日発売)
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17名の賢人から様々なアイディアが紹介されていた。要約を並べると共通点が見えてくる。

キーワードでいうと成長、起業、イノベーション、協力・支援・巻き込み、使命などが共通する。

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ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団のビルゲイツは「協力とイノベーションこそが平和の道」

社会起業家フォーラムの田坂広志は「資本主義は、生命的システムへと進化する」

グラミン銀行のムハマドユヌスは「社会が社会の成長に必要な基盤を与え、貧困は博物館しか見れなくなるだろう」

持続可能な開発のための世界経済人会議のリカルダは「インクルーシブビジネスが世界を変える」

スイス歴史家のダニエレは「CSRが企業を変え、世界を変える」

シュバイスフルト財団のフランツ=テオは「エシカル消費と新しい農業が鍵になる」

国境なき起業家団のジャッキーは「法的通貨に加え、多様な目的を持った補完通貨を駆使することで社会問題が解決される」

マルワーウィツクアソシエイツのマルは「提示した20のビジネスアイディアで社会を変えられる」

ショワブ財団のミルジャムとパラグは「社会起業家が政府、企業、市民社会を巻き込んで活動することを社会全体が支援することが重要」

ヴォランズ・ベンチャーズのジョンとパメラは「社会的企業と大企業の仲介的な存在が必要だ」

ユース・スター・カンボジアのキャサリンは「地域に必要なのは若者の創造性だ」

アショカのビルは「過去の社会起業家のモデル策定をし、誰もが変革者の時代を作る」

エコーイング・グリーンのララは「1人でも戦う勇気と学ぶ力が大事」

コスモスのナンシーは「自らを変革する使命感を持った個人が人類全体を救う」

ティーカンパニエのギュンタリーは「市民起業、すべての人が人生の希望を持つことで世の中がよくなる」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年8月31日
読了日 : 2020年8月29日
本棚登録日 : 2020年8月29日

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