芸術の哲学 (ちくま学芸文庫 ワ 3-3)

著者 :
  • 筑摩書房 (1998年6月1日発売)
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芸術を、真理を具体的かつ構成的に呈示する営みとして把握しようとする試み。その過程で、アリストテレス、ニーチェ、ハイデガー、ガーダマーの存在論的美学の系譜を構成していく。そしてフロイトやユングの詩人論を転換点として、現代の思想家によって主観主義的美学と批判されてきたショーペンハウアーやカントの芸術論を、存在論的美学の系譜に含めて解釈するという研究が展開されている。西洋哲学の伝統である芸術論を極めて理解しやすい形で提示してくれている好著。

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感想投稿日 : 2012年9月22日
読了日 : 2012年9月22日
本棚登録日 : 2012年9月22日

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