荒野

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年5月28日発売)
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本棚登録 : 2267
感想 : 394
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わたしの好きな本を好きな方がおすすめしていたので読んでみました。
ちょっと期待値が高かったので、そこを超えられなかったけど、かわいい愛らしいお話でした。

パパはかなりどうしようもなく、まわりの女の人たちもなかなかのものですが
黒猫ちゃん荒野がほのぼのしてかわいいわー。
少女が心も身体も少しだけ女になっていく過程が、さなぎから出てくる蝶のようで瑞々しい。
ゆらゆらとまだ青春の一歩手前の感じが微笑ましいです。
鎌倉の雰囲気が、荒野の古風なイメージとあってまたいいよね。

エリカや麻美の話も読んでみたいな、奈々子や蓉子さんの胸のうちも聞いてみたい。
悠也との恋バナが物足りず、もっと読みたかったなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ●さ~その作家
感想投稿日 : 2013年3月6日
読了日 : 2013年3月6日
本棚登録日 : 2013年3月6日

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