「三丁目のカレー」
週に三回も通う場所。
その後も継続することが出来ないのであれば、見栄を張り過ぎずにいるべきだったろうな。
美味しい料理を頑張って作っているのに、何故平凡な食堂に行くのか話を聞かなければ理由は分からないだろうな。
「おかあさんの白和え」
溜まっていく郵便物。
一人暮らしで過去に病気で倒れたことがあると聞くと、誰だって最悪の想像をするだろう。
気軽に好きなことが出来るのは嬉しいだろうが、思い立ったら吉日というが周囲の誰かに一言ぐらい言えただろう。
「オヤジの焼き鳥」
店を継ぐ気はなくて。
険悪なまま二人で厨房に立っていても、来る客からしてみれば落ち着いて食べれないだろ。
そんな立派な店を創りたいのであれば、家賃の心配なんかしないで一等地に店を構えるぐらいの覚悟が必要だろう。
「恋の冷やしナスうどん」
盲目になっている間。
怪我をして直ぐは何もなくとも、時間が経つにつれて悪化する可能性もあるから怖いよな。
見ていて気分のいいものではなかったとしても、目を覚ますまで何を口にしたとしても届くことはないのだろうな。
「幻のビーフシチュー」
レシピ通り作ったが。
想い出の味を本当に覚えているのであれば、もっと具体的な文句の付け方をするだろうな。
マニュアル通りの対応は大前提だが、それだけではなく自身の考えも活かせる場所というのが重要だったのかもな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
山口恵以子
- 感想投稿日 : 2024年3月26日
- 読了日 : 2023年12月18日
- 本棚登録日 : 2023年12月18日
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