スバラ式世界 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1992年9月18日発売)
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本棚登録 : 830
感想 : 48
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「本家」「元祖」「スッゴク」など、中島らもの「明るい人生相談」並に間違えて2冊買いをやらかしかねないシリーズの1本目。高校生の時にやらかした失敗談から、バイクにまつわる話など、少々まとまっている。

ショーモナイ話をそれなりに読ませてしまう原田エッセイではあるが、この本ではまだ荒削りで、「こういうことは二度とやるまいと思った」みたいなシメが多い。

著者の文として、日常のエッセイ部分がある意味醍醐味なのだが、医者の話などは、一般論を打っていたりするので、まだスタイルが固まっていなかったのであろう。

33歳(独身?)というそれなりに若い時代の話であるから、家族が絡んだめんどくさい話などは殆どないが、他の作品を読んでいると、そちらのほうが面白いのは、シガラミが面白くさせているのか、それとも文章が成長しているのか。

いずれにせよ、ブログなどを書く時に節回し・言い回しが使えそうな小ネタが多いので、書く前のウォーミングアップに読んでみてはどうか。軽く読めるので、電子書籍もオススメだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2017年1月23日
読了日 : 2017年1月23日
本棚登録日 : 2017年1月23日

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