一瞬の夏(上) (新潮文庫)

3.96
  • (69)
  • (82)
  • (68)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 636
レビュー : 51
著者 :
tikuoさん ドキュメンタリー   読み終わった 

ボクサー、カシアス内藤の復活をめぐるドキュメンタリー。ドキュメンタリーなのだが、小説かと錯覚させるなめらかな展開で、全く押し付けがましくない。

実のところ、この前半部の途中までは、架空の話だとばっかり思って読んでいた(紹介などは読まずに読み始める質なので)し、小説にしてもなかなか良く出来た話ではないかと思う。

カシアス内藤の復活のために尽力する作者が、カシアスの名前の由来にもなった、モハメド・アリの復活戦を見にアメリカへ渡る。このへんが小説なら「なんでよ?」となるわけで、そこで調べてドキュメントだとわかったわけです。

全体に、ボクシングと関係のない部分が語られることが多く、やきもきしたり、逆にホッとしたりする。アメリカに渡ってからも、割とどうでもいい話がたくさん書かれる。

しかし、最終的にダメだったんじゃないのかな?というのが透けて見えてくるので、長く引っ張られるのは、救いが有るのではないのかな?と思われる。

レビュー投稿日
2015年9月5日
読了日
2015年9月4日
本棚登録日
2015年9月4日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『一瞬の夏(上) (新潮文庫)』のレビューをもっとみる

『一瞬の夏(上) (新潮文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする