同じ梨木さんの『f植物園の園丁』と共通点を感じるとnejidonさんから教えていただきました。
今、じーんとしてます。
あぁ、nejidonさん。
うまく言葉に出来ないのですけど、
わたしには、『f植物園の園丁』と『蟹塚縁起』の世界は、どこかで繋がってるということが伝わってきました。
読むことが出来て本当によかったです。
ありがとうございます。
蟹が螢となって次々静かに飛び立つ場面は、心が震えました。
『f植物園の園丁』を読んだときに感じたのは、
悲しみや憎しみを心の奥底に蓋をして閉じ込めることは、忘れてしまうことではなくて、それは執着して囚われていることじゃないかなということ。
今回『蟹塚縁起』を読んだことによって、そういう感情を手放せたのなら、きっと自分のことも許せることが出来るんじゃないだろうかと思えたのだ。
身体がこの世からなくなることと、想いが消えてしまうことは同じではなくて。
いつかまた会える日まで、こちら側とあちら側でお互いが想いあい、心のうちで語りかけ、そうやってともに過ごせたなら、きっと縁が途切れることはないのだ、そう強く感じ入る。
ちょっぴり残念だったのは、
この絵本がわたしの利用する図書館では、書庫に収められていたこと。
できたら書架に並べていてほしかった。
さらに欲を言えば『f植物園の園丁』の隣に並べておいてくれたら、もっとよかったのにな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学:著者な行
- 感想投稿日 : 2020年11月2日
- 読了日 : 2020年11月2日
- 本棚登録日 : 2020年11月2日
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コメント 2件
nejidonさんのコメント
2020/11/02
地球っこさんのコメント
2020/11/03