ロマンス小説の七日間 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2003年11月22日発売)
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本棚登録 : 4136
感想 : 529
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二つの物語が同時進行する。
ひとつは、海外ロマンス小説、もうひとつは恋愛小説。
最初読み始めたときは、「何じゃこりゃ?」って感じだったけど呼んでいくうちに面白く打て引き込まれ、すぐに読了してしまいました。

以下ネタばれ。
主人公は、海外ロマンス小説の翻訳を職業とする「あかり(28)」とボーイフレンドの「神名」。
現在、中世騎士と女領主の恋物語を翻訳中だが、あかりの日常生活に巻き起こるさまざまなエピソードに影響され、本来の中身とはまったく違ったストーリーに翻訳していってしまう。
神名は料理がとっても上手。共通の友人の引越しの手伝いをするなど、みなに好かれているが、あかりの父親だけには好かれていない。あかりは引越しをする友人の相談を受けるが、その回答に自分自身も影響されたりする。結局その友人は以前の恋人にストーカーされていたりする。
神谷は突然、海外に旅立っていくことを告白?したり。
海外ロマンス小説では、主人公の王子を殺してしまったり、王女が淫乱になったり、とんでもない方向に話の筋を捻じ曲げていってしまう。
でも、とっても面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年11月13日
読了日 : 2014年11月12日
本棚登録日 : 2014年11月13日

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