銀河帝国皇帝崩御により、ラインハルトと門閥貴族の戦いが始まった。一方の自由惑星同盟では、策略とは知らずクーデターが起こる。
腐りきった貴族社会の負の部分が描かれ、他方で軍国主義の危うさが露呈される。その闘争に巻き込まれ、失われずに済んだ命が多数奪われるのは心が痛かった。特にヴェスターラントへの攻撃を知りながら目をつぶったラインハルトの行動は、政略とは何かを考えさせられる。
その報いなのか、ラインハルトは片腕を失った。そして優しさを捨てた(ように思える)。この先、彼は彼の正義のために進めるのだろうか。
そして民主主義の怖さに気付いたヤンは、どう立ち回るのか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2012年9月10日
- 読了日 : 2012年9月5日
- 本棚登録日 : 2012年8月28日
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