季語百話: 花をひろう (中公新書 2091)

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年1月1日発売)
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本棚登録 : 61
感想 : 10

花そのものについてや日本人の花に対する感覚について、それらがうたわれた和歌や俳句、詩等を紹介しながら論じているが、この本では「花」=季節ごとの風流を感じさせるものとしており、ほととぎすや月、餅等もその論考のテーマに挙げられている。日本人が自然や行事、風流物に対して抱いてきた意識の奥深さ、歴史の長さを知り感慨深くなった。季節の変化を鋭敏に感知し、それに心を動かすことができるのは素敵なことだなと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年2月27日
読了日 : 2014年2月27日
本棚登録日 : 2014年2月27日

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コメント 2件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/04/16

「歴史の長さを知り感慨深くなった。」
新しく出た「歳時記百話」と合わせて読もうかな、、、やっぱり日本人の嗜みですよね。

高槻さんのコメント
2014/04/17

>nyancomaruさん
「歳時記百話」も読んでみたいです^^
風流物に造詣が深い人って格好いいですよね、憧れます

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