スコーレNo.4

著者 :
  • 光文社 (2007年1月20日発売)
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本棚登録 : 685
感想 : 170
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少女が大人の女性になる過程の揺れる心の内を、なんて繊細な美しい言葉で表現してくれるのだろう。
姉妹、級友、同僚、人との関わりの中で変わっていく部分と決して変わらない芯の部分。
自信のない若い頃。
異性へ切ない思い。
自身を投影しながら読む人が多いだろう。姉妹がいる人はなおのこと。
4つのスコーレの中でそれぞれ悩みはあるけれど、成長するにつれて自分らしさを肯定的に捉えられるようになり、生きやすくなると私自身も実感している。
麻子も自分らしさを肯定し、自信を持てるようになり、似た感性の男性と出会えた。
麻子さん良かったねと思いながら、全ての女性に幸せになってほしいと沁々思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年9月3日
読了日 : 2020年8月28日
本棚登録日 : 2020年9月3日

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