少女が大人の女性になる過程の揺れる心の内を、なんて繊細な美しい言葉で表現してくれるのだろう。
姉妹、級友、同僚、人との関わりの中で変わっていく部分と決して変わらない芯の部分。
自信のない若い頃。
異性へ切ない思い。
自身を投影しながら読む人が多いだろう。姉妹がいる人はなおのこと。
4つのスコーレの中でそれぞれ悩みはあるけれど、成長するにつれて自分らしさを肯定的に捉えられるようになり、生きやすくなると私自身も実感している。
麻子も自分らしさを肯定し、自信を持てるようになり、似た感性の男性と出会えた。
麻子さん良かったねと思いながら、全ての女性に幸せになってほしいと沁々思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月3日
- 読了日 : 2020年8月28日
- 本棚登録日 : 2020年9月3日
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