面白くて眠れなくなる植物学 (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所 (2021年2月3日発売)
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本棚登録 : 535
感想 : 29
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植物学のトピックがまとめられている。著者の稲垣先生の植物学の説明はわかりやすくて面白いことに定評があり、本書もその例に漏れずわかりやすくて面白い内容になっている。
「おわりに」でも語られているとおり植物学を学んでも直接役に立つことは少ないが、植物は食事や生活でヒトと密接な関わりがあるため、短期的には役に立たないかもしれないが長期的に見て役に立つ可能性のある知恵や学びを得られると思う。
楽しく読める。身構えることなく読める。サクサクとスピーディに読める。息抜きにちょうど良い一冊である。

私が特に印象に残ったのは以下の4点。
p.52 被子植物と裸子植物の受精時間の長短の違い。
p.60 リンゴとイチゴの分類上の共通点とその特徴。
p.82 カフェインの本来の目的と人体への影響。
p.125 マメ科植物が痩せた土地でも育つ理由。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫
感想投稿日 : 2022年12月12日
読了日 : 2022年12月12日
本棚登録日 : 2022年12月5日

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