「木」についての思索・エッセー。
木工を日常的に利用し、仏像彫刻を愛する著者が
取材を通して思考を深めていくことにより
ヒノキ・ケヤキなど一つ一つの木の話の中で
日本文化への鋭い考察がつづられる。
木は数百年という時の中を生きる、人の一生のスケールを
超えたもの。
それに対する畏怖や、それを加工して生活に利用する行為が
日本文化の形成に深く根付いていることを実感できる本。
文章の一節一節に重みがある。
こういう文章を自分も書けるようになりたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年5月1日
- 読了日 : 2011年5月1日
- 本棚登録日 : 2011年5月1日
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