トルコのイスタンブールを舞台に、様々な登場人物が行き交う群像劇。
まず目を惹くのは冒頭のシーン。まるで鳥の視線を借りて徐々にイスタンブールの姿が露わになって行く様子が映画を思わせる。
ことSFジャンルで、『混沌としてエネルギッシュな大都市』というと、香港のようにアジアの大都市をモデルにしたものが多かったように記憶しているが、イスタンブールはまた違った印象。日本人の感覚からすると、エキゾチシズムを感じるのに、香港は近すぎるのかも……?
登場人物は各々が全く異なる目的で動いているのだが、これが下巻でどう結びつくのか非常に楽しみ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年3月28日
- 読了日 : 2014年3月28日
- 本棚登録日 : 2014年3月25日
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