スコーレNo.4

著者 :
  • 光文社 (2007年1月20日発売)
3.74
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本棚登録 : 685
感想 : 170
4

スコーレは古代ギリシャ語で、スクールの語源になった言葉。
一人の女性の成長をNo.1=中学校、No.2=高校、No.3=大学~就職、No.4=会社の4章で描いています。

はっきり言って最初は辛かった。初期作品にありがちなちょっと気取った表現。余り嫌らしくは感じないものの、やや過剰な少女の自意識の独白が続く。如何にも「女性の本」のイメージで、おじさんにはついて行けない感じでした。
ところが後半になって一気に進み始めます。いつしか少女時代の悩み乗り越え、糧にさえして伸び伸びと成長し、仕事に恋愛に一気に前進し始めます。最後には見事に花開き。。なるほど人気あるのも頷けます。

若い女性らしい瑞々しさにあふれた物語。とても心地良い読後感でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 一般
感想投稿日 : 2019年8月29日
読了日 : 2019年8月29日
本棚登録日 : 2019年8月29日

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